誓いの日。

今日は長崎にルーツを持つ私にとってとても大事な日。絶対に11:02には黙祷しようと思っていました。なのにハングルの学習に夢中になりすぎてうっかりその時間を忘れていたのです。なんてこった。

なので反省の気持ちとともにここに書き記すことにしました。

76年前の今日、私の祖母は長崎市内にいたそうです。祖母が被爆者手帳を持っていたことを母から聞いたのは祖母が亡くなってだいぶ経ってから。母は私が知っていると思い込んでいたようで。いやいや、あなたから聞かなければ誰も教える人はいませんよ。

びっくりしました、祖母も母も長崎とはいえ五島列島の出身なので原爆とはなかなか結びつかなかった。どうやら当時、勤労奉仕か何かで中学生だった祖母は島から長崎へ働きに出ていたようです。そこで原爆にあったようです。

詳しい話を何も聞かぬまま祖母は旅立ってしまいました。母もほとんど何も聞いていないそうです。当時から被爆者に対して偏見や差別があったからじゃないか、と母は言っていました。もしくは、ただ単に祖母自身が話したくなかっただけかもしれないけど。話したら負けだ、くらい思っていたとしても不思議じゃない。何しろ恐しく強い人でしたからね。優しく接してもらった記憶が全くないし。

こうして書いていても、原爆が自分に関係しているという自覚があまりなくて。福島で生まれ育ったせいか成長過程で原爆のことを身近に接する機会があまりなかったせいかもしれません。(もっともその後、原発事故により福島は広島、長崎と引き合いに出されることがとても増えたので今は当時とは少し違うかもしれません、、皮肉なもんです、人生ってヤツは)

ただ、小さいうちからはだしのゲンとかかわいそうなゾウとか、戦争を題材にした映画はいろいろ見せられてきたし、長崎に帰省した折には原爆資料館や平和公園にも連れていかれました。それは母なりの平和教育だったのかなと思います。

ただ、やっぱり祖母から少しでもいいから当時の話しを聞きたかったと思います。次の世代につなげるために。私は戦争も核兵器も絶対に反対です。

富沢にあるカフェ、La Douce Vieでひと休み。パブロバっていうニュージーランドのケーキ。中のクリームがとても美味しいし、かわいいし。写真を撮らずにはいられない!