12月28日に今年最後の営業日を迎えました。お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。何も買えずにお帰りいただいた方もいて申し訳なく思っています。通常、完売は滅多にないのでまた何かの折にぜひお越しいただけたら幸いです。
今年は予期せぬというか、ひょんなことからの新店舗オープンで一年の後半はもう祭りのような、嵐のような毎日でした。週一日2,3時間しかオープンしていなかったベーカリーが、急に週3,4日連続でしかも一日7時間のオープンに変わったことで、体力をどう回復させるか、睡眠時間をどう確保するか、そんな思いもよらない問題が浮上しました。当然ながら余暇はほとんどなくなったのですが、そんな些細なことよりも睡眠だけはとらないと命に係わります。新しいことを始めるのに年齢は全く関係ありませんが、それにつけてもどうせ始めるなら1才でも若い方がいいと、この怒涛の2ヵ月間でそんな境地に至りました。
松島から仙台へ、近いけど遠い場所で新しく店をはじめて当初は、私自身慎重に構えていたつもりでしたが今思えばだいぶ楽観的だったと思います。お昼にわっとお越しいただいたのはオープンから2日ほどくらいで、その後は基本ずっとお昼は静かな日が続いていますし、売り切れることもほとんどない。松島より人口が圧倒的に多い仙台だけど、松島の時と変わらないというか、むしろ松島より静かかもしれないと何度も思いました。松島の時は町内というより、遠くからわざわざお越しくださっていたのだと、あらためて思い至りました。そんな皆さまに支えられての10年でした。
今はもう開き直りというか、いつ撤退してもいいんだ、というある種の覚悟ができたのでもう少し錦町のこの環境を楽しもうかなと思っています。あと、ほんのちょっとずつだけど認知されてきているのかなぁ?と思う瞬間もあって、そういう小さな瞬間に励まされています。あといただいたたくさんのお祝い。手作り装丁の本やお皿、お菓子、不思議な泡時計とか。眺めているだけで癒されています。
人生は祭りだ。そんな言葉が何度も頭によみがえる2024年でした。来年はどうなるのか、きっとまた大冒険の一年になるでしょう。皆さまの2024年はどんな年でしたか?そして来年はどんな一年にしたいでしょうか?
年明けのオープンは一応11日と考えているのですが、もしかしたらちょっとした変更があるかもしれません。思いついた時にでもこちらのブログをのぞいてみてくださいね。
今年もあと数時間。充実した年越しとなりますように。
寄付のご報告
11月12月と開催した蚤の市+αでの売り上げ金4,330円(内訳:11月3,330円、12月1,000円)は先日、国連WFPへ寄付することができました。学校給食への寄付とさせていただきました。領収書が届きましたらまたあらためて報告いたしますね。ご協力ありがとうございました。