錦町店、1年間ありがとうございました。

お越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました。昨日19:00、錦町店は1年間の幕を閉じました。最後のゲストは2年前、藻塩メロンパン・プロジェクトで一緒に活動した元学生のKさんがでかい花束持って駆けつけてくれました。

木香テラスでの1年間は、正直だいぶ大変でしたが、そのおかげで見えてきたものがたくさんあったし、自分自身を見つめ直すとてもいい機会となりました。

後半売り上げ云々ではなく、やりたいことで可能なことはできる限りやろうとシフトチェンジしたことは大きかった。音楽イベント、ポップアップ、占い、ワークショップなどなど、いろんな方々とコラボレーションしたことで世界が広がりました。

パンを売り買いするだけの場所ではなく、来てくれた方がアートやカルチャーも楽しめる店にしたいとずっと思っていたので(店名につけてる+には、そういう意味もこめています)、自分の理想にだいぶ近づけたのではないかと。

日頃口辛い友人たちからも、とてもいい店だったと評価してもらえて、この期に及んで実は今も、まだもう少しやりようがあったのではないか、撤退は早まりすぎたのでは?と自問自答を繰り返しています。

最後の3日間のうち、16,17日は先着順にお花を一輪差し上げました。濃い色のバラはアンソルスラン、薄ピンクはアンティーク・ローズ。松島町のBotanical Peopleさんのお花です。

それにしても錦町店は、私の好きなものだけを集めた本当に好きな店でした。絵も照明もタペストリーも、自分のものではないけど壁の茶色いタイルもやたら立派なカウンターもお気に入りでした。庭の緑が大きく見えるのも、広すぎず狭すぎない店の広さもとてもよかった。

でも、もうそろそろ未練たらしいのはいい加減にして前を向こうと思います。撤退は自分で決めたこと。これからまた新しい船出です。

とりあえず撤退作業がんばります。