抹茶のガレット

四角い形がお気に入り。(本来、ガレットデロアは円形です)

1月7日、新年初めてのお店開きでした。あまり、というかほとんど宣伝していないのでお客様に来ていただけるのだろうかと思っていたのですが、常連のお客様や初めていらっしゃった方などお越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました。
販売する予定だった抹茶のガレット。またもや営業時間に間に合わなくてお出しできなかったのですが、その日の夜中に焼き上げました。ガレットデロアは本来はカスタードクリームとアーモンドクリームを合わせたフランジパーヌというクリームを入れるのですが、今回はアーモンドクリームに抹茶を合わせ、さらに自家製の黒豆をふんだんに入れて日本のお正月っぽく焼き上げました。(敬愛する「ラ・デュース・ヴィ」の今野先生のレシピです)
ガレットの周りを囲んでいる小さな陶器の人形たちは、友人がフランス旅行のお土産に買ってきてくれたもの。これらはフェーヴといいます。ガレットデロアは占い的な要素をもつお菓子で、ガレットの中にこのフェーヴを隠しておいて、これを当てた人はその日の王様になる、というとても楽しいお菓子です。友人が買ってきてくれたフェーヴはフランス王家をかたどったもの。さすが本場。フェーヴにもいろんな種類があるんですね。これらのフェーヴはディスプレイとしてお店に飾っておきますね。
さて、抹茶のガレットですが、できたら来週の営業日に販売したいと思っているのですが、う~ん、どうだろう、間に合わせられるかな。。。できるだけ努力します。

明けましておめでとうございます

午前6時15分頃、近所というにはちょっと遠いところにある線路

午前7時30分頃、松島海岸、船着き場の朝日

2015年が始まりました。昨日の夜中に降り始めた雪が辺りを白く染めました。ここ数年は初日の出クルーズへと繰り出していたのですが今回は断念。でもどうしても初日の出が見たくて歩いて海岸まで行きました。その途中で見た朝日が昇る前の雪景色がなかなかに美しく、1時間半の長い散歩もそれなりに楽しめました。皆さまはどんな元旦をお過ごしでしたか?
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末年始の営業日のお知らせ

夕暮れの工房

zizo+ベーカリーは12月31日大晦日はお休みとなります。
年明けは1月7日からスタートいたします。
年始ということで、ガレットデロア的なお菓子を販売したいなと企んでいます。また寒さが一段と増す時期ですのでいよいよ酒粕酵母でのパン作りを開始したいと考えています。いい酒粕が手に入ればいいなぁ。好きな方にはたまらない酒粕プンプンのパン。おススメは食パンですが、おやきにしても最高に美味しいですよ。今からわくわくです。
ベーカリーをスタートして3か月。皆さまに支えられて続けてこれました。
来年もまたどうぞよろしくお願いいたします。
よいお年を。

今日は3時から臨時オープンします

シュトーレン、冷まし中。

シュトーレンの引き取り日に合わせて少しパンもご用意いたします。
オープンはいつものとおり3時から6時頃まで。
オープンしてからも随時焼き上がりますので慌てずにお越しいただければと思います。
お近くにお越しの際はぜひお寄りくださいませ。

11回目の営業日

梨酵母のくるみパン

ゆこうマーマレードのカンパーニュ。美味しい気泡ができました。

記念すべき10回目の営業日誌をすっ飛ばして昨日11回目の営業について。
昨日は大雪(今日もですが)。そんな中お越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました!山奥にあるベーカリーまで来るのは大変だし、お客さまにはそんなにお越しいただけないのではないだろうか、と思っていたのですが3時の開店時にはすでに複数のお客さまにお待ちいただき、本当に感激しました。皆さまのおかげでベーカリーを続けてこれています。本当にありがとうございます。
さて、パンのお話しをしますと昨日は梨酵母とゆこう酵母、ぶどう酵母で作りました。梨酵母、ぶどう酵母に比べると、ゆこう酵母の発酵の力強さがいまいちかなぁなんて思っていたのですが、ここにきて威力を発揮し始め、昨日のゆこう酵母で作ったゆこうマーマレードカンパーニュは私史上最高のできではないかというカンパーニュとなりました。水分と粉のバランスがとても好みの具合になってくれてウキウキでした。
来週は23日、24日と連続営業する予定です。24日は通常営業なのでいつものような感じでパンを並べる予定です。23日はシュトーレンの引き取りがメインになると思いますが、リクエストもいただいているのでパンもできればいくつか販売する予定です。
シュトーレンのご予約、もう少し受付可能です。ぜひこの機会にzizo+ベーカリーのパンをお試しくださいませ。

9回目の営業日

初お目見えのカンパーニュ・ショコラ。試作品です

12月3日、口にするだけで元気が出そうな語呂のいい日に営業日9回目を迎えました。この日は友人知人がたくさん来てくれたおかげでなんとオープンして以来初めて列ができました。なんとびっくり。超常連のお客さまから「後ろに20人ぐらい並んでるよ」と言われて、まさか、きっと冗談を言っているんだろうと思ったのですが、本当に次々とお客さまがいらっしゃり嬉しい驚きでした。たまたま買い物に来てくれた友人がてんやわんやになっている私の様子を見かねて急きょ手伝いに入ってくれて本当に助かりました。
12月、何かとイベントが多い華やかな月です。
いつもはドライフルーツやナッツなど割とストイックなパンが多いのですが、今回からチョコを使ったパンを登場させたりマフィンを焼いてみたり、いつもよりちょっとだけ売り場に華やぎを持たせてみました。写真は初登場のカンパーニュ・ショコラ。中にたっぷりのドライフルーツとヘーゼルナッツ、クーベルチュールのビターチョコを巻き込んだ大人のカンパーニュです。ココア生地が濃厚な味わい。外側にはふすまを散らしています。本来はオートミールで覆うのですが、私のパンにしては砂糖がしっかり入っているしチョコも含まれているということで、ふすまで多少なりとも血糖値の上昇を抑えようというささやかな抵抗を試みてみました。(本当に効果があるのかどうかは定かではありませんが)
実は中にローストしたりんごを入れるはずがなんと入れ忘れてしまったという失態をしでかしましたが、後から美味しかったと言っていただきほっとしました。次回は入れ忘れませんよ。
たった3時間しかオープンしないのんきなベーカリーですが、その中にたくさんのドラマが凝縮されています。大変ですが楽しいです。

さまざまな工夫

ババグーリのマフィン、焼いてみました

なかなかバターが入手しずらくなってきた今日この頃。考え始めると結構深刻になってしまいそうですが、まぁ震災直後の物資不足を乗り切ってきたことを思うと「何とかなるさ」と思わないでもありません。
というわけで最近のもっぱらの私のブームはバターを使わないお菓子を探求すること。スコーンはどうしてもバターのサクサク感が必要だと思ってしまうのですが、思い込みを捨てバターなしの新しいスコーンを開発するのはどうだろうと考えたり、バターが入手しにくいこの状況を生かし、なかなか着手できなかった乳製品と卵なしのお菓子作りに挑戦したりしています。
今日は念願だった「ババグーリのマフィン」をはじめて試作。小麦も卵もバターも砂糖も使わないマフィンなので本当にうまく焼けるんだろうか?と不安でしたがなんとか形にはなりました。ほっ。早速粗熱がとれた後まだホカホカのマフィンを試食しました。もっちりしててふんわり甘くてとっても美味しい。見本のようなモコモコ感を出すにはもうちょっと頑張んなきゃならないかな、と思いつつ近々店頭に並べられるようにしたいと夢は膨らみます。

8回目の営業日

ラ・デュース・ヴィで佳子先生に教えていただいたシフォンケーキ。ふわっとしっとり焼き上がりました

11月26日、営業日8回目を迎えました。開店前からお待ちいただいているお客さまもいらっしゃって本当にありがたい気持ちでいっぱいです。
さて今回はようやくシフォンケーキを店頭に並べることができました。いつか販売したいと思っていたので私自身感無量です。このシフォンケーキは10年以上通っている富沢の「ラ・デュース・ヴィ」というお菓子教室で教えていただいたもの。ふんわりしてるけど中はしっとりしてて本当に美味しい。毎回は難しいかと思いますが、時々このように焼き菓子ケーキもちょこちょこお出しできればと思っています。

7回目の営業日

オーブンに入れる前のゆこうマーマレードクッキー

バナナくるみスコーン、新作ビスケットなど。奥に見えるのはリンゴをローストしたもの。カンパーニュの材料となりました。

11月19日、ボージョレ―ヌーボーの解禁日を翌日に控え、zizoベーカリーはオープン7回目を迎えました。この日販売したのはスコーンやビスケットなど焼き菓子も含め全部で14種類。自分としてはかなり頑張りました。写真のゆこうマーマレードクッキーは、冷凍庫に残っていたタルト生地をスライスしてゆこうマーマレードを乗せて焼いたもの。遊びで作ってみたのですがせっかく焼いたのでお越しいただいたお客さまに召し上がっていただきました。思いのほか好評だったのでそのうち商品化しようかな、なんて密かに目論んだりしています。

6回目の営業日

小豆をパンドミの生地で包む

成型した小豆パンたち

ふんわり焼けたカンパーニュ

11月12日、ポッキーの日の翌日に6回目の営業日を迎えました。朝からどんより曇り空。雨もちらつくし何だか寒い。そんな中お越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました。中には仙台からナビもない車で迷いながら来てくれた友人もいて本当に嬉しかったです。
6回目のこの日は、とても嬉しいことにぶどう酵母がとてもいい感じに発酵してくれて、特にカンパーニュが私史上初のふわっとした焼き上がりとなりました。あまりにもふんわりしているので、もしかして材料間違えた?なんて思ったくらい。でも頭の中で反芻した材料に間違いはありません。酵母が違うとこうも仕上がりが違うのだと、作り主本人もびっくりのカンパーニュに変身しました。
こういうところが自家製酵母の面白いところです。特に季節ごとに酵母を変えているとその違いがくっきりと表れます。この違いが面白いのです。
次回はいよいよ「ゆこう」酵母でパンを焼いてみます。どんなパンになるのか、今からわくわくしています。